愛犬との引越し、何から手をつければいい?
引越し当日、ワンちゃんの安全はどう確保する?
新居でストレスなく過ごすコツや退去費用の抑え方が知りたい
本記事では、こんなお悩みをお持ちの方に向けて、犬との引越しにおける必須手続きから当日の立ち回り、新居での安全な居場所づくりのコツまでを分かりやすくご紹介します。
▼ 本記事でわかること
- 各種手続き:自治体やマイクロチップの住所変更スケジュール
- 当日の立ち回り:愛犬を危険やストレスから守る移動・搬入手順
- 居場所づくり:新居に早く慣れさせる工夫と入居初日の傷防止対策
愛犬と新しいスタートをスムーズに切りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
▼【配布用】愛犬との引越しチェックリスト

【時期別】犬の引越しスケジュールと必須手続き

まずは、引越しが決まってから完了するまでの全体スケジュールと、絶対に忘れてはいけない行政・法律上の手続きについて整理しておきましょう。
引越し前〜:物件探しと各種予防接種・クレート慣らし
物件選びの際は「ペット可」であることはもちろん、飼育できる頭数や犬種の制限(小型犬のみ等)をしっかり確認しておきましょう。
また、引越し前までに以下の準備を進めておくと安心です。
- 各種予防接種(狂犬病・混合ワクチン)を済ませておく
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新居のドッグランやペットホテルを利用する際に証明書が必要になります。
- クレート(キャリーバッグ)に慣れさせておく
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当日の移動や待機場所として、クレートを「自分だけの安心できる空間」と認識させておくことが大切です。
引越し後(30日以内):新居の市区町村での畜犬登録・住所変更手続き
犬の登録変更手続きは、引越し後30日以内に行うことが犬飼養者の義務とし厚生労働省「狂犬病予防法に基づく犬の登録等」で定められています。
手続きの流れは、同じ市区町村内での引越し(転居)か、異なる市区町村への引越し(転入)かによって少し異なります。
- 同じ市区町村内で引越しの場合
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役所や保健所の窓口に「登録事項変更届」を提出します。
- 他の市区町村へ引越しの場合
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役所や保健所の窓口に「登録事項変更届」を提出します。
また、2022年6月から装着が義務化(装着されている犬の登録が義務化)されたマイクロチップの登録情報変更も忘れずに行いましょう。
環境省「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトから、オンラインで住所変更の手続きが可能です。
引越し当日の事故を防ぐ!愛犬を安心させる立ち回り方と工夫

引越し当日は、ドアが開きっぱなしになったり、大きな荷物が飛び交ったりと、愛犬にとって危険やストレスがいっぱいです。我が家が実践して大正解だった当日の立ち回り方をご紹介します。
【実体験】業者の到着前に「いつもの匂い」と愛犬を新居へ移動させる
引越し当日は、我が家では引越し業者のトラックが旧居に到着する前に、私たちが先に愛犬(パグ)と「いつも使っているベッドやおもちゃ」を車に乗せて新居へ連れて行きました。
ガタガタと大きな音を立てて家具が搬出される様子は、愛犬にとって大きな恐怖になります。業者が来る前に旧居を出ることで無駄なパニックを防げますし、何より新居に「使い慣れた自分の匂いがするベッド」を先に置いてあげることで、新居に到着した愛犬をすんなり落ち着かせることができました。
【実体験】搬入時は「ケージ」を真っ先に組み立ててもらう
新居に引越し業者が到着したら、一番最初(真っ先)に愛犬のケージを部屋の中に運び込んで組み立ててもらうようにお願いしました。
搬入作業中はドアが開け放しになるため、フリーにしておくと脱走の危険や、重い荷物を持った作業員さんとの接触事故、荷物の誤飲といったトラブルに繋がります。
真っ先に組み立てたケージの中に愛犬に入ってもらうことで、搬入作業の邪魔にならず、愛犬自身も安全な場所で落ち着いて作業が終わるのを待つことができました。
当日すぐに使う「ペット用引越しバッグ」を準備しておく
引越し当日に使うペット用品は、ダンボールに詰めてしまわずに「ペット用引越しバッグ」として手荷物でまとめておきましょう。
- 数日分のフードと飲み水
- フードボウル・おやつ
- トイレシーツとマナー袋
- いつもの匂いがついたタオル・おもちゃ
- 常備薬や首輪・リード
これらをまとめておくことで、新居に着いて荷ほどきが終わっていなくても、すぐに愛犬のお世話ができます。
愛犬のストレスを最小限にする引越し前後のケア

環境が大きく変わる引越しは、人間以上に繊細なワンちゃんにとってストレスがかかるイベントです。少しでも負担を減らすケアを意識しましょう。
荷造り中:普段使っているアイテムは直前までしまわない
荷造りを進めると部屋の風景がガラリと変わり、愛犬も不安を感じ取ります。
愛犬のベッド、ケージ、お気に入りのぬいぐるみ、お食事コーナーなどはギリギリまでそのままにしておき、できるだけ「いつもの生活リズム」を崩さないように配慮してあげましょう。
新居到着後:匂いを残したアイテムで「安心できる居場所」を即設営
新居に着いたら、あえて洗っていない「旧居の匂い・自分の匂いがついた毛布やベッド」を真っ先にセットしてあげます。
新しい部屋でも自分の匂いが包んでくれることで、「ここは安全な場所だ」と認識しやすくなります。
環境変化による体調不良やトイレトラブルへの対処法
引越し直後は、緊張から下痢や食欲不振になったり、一時的にトイレの失敗が増えたりすることがあります。
失敗しても叱らず、優しくシーツへ誘導してあげましょう。
万が一、体調不良が数日続く場合に備えて、新居周辺の動物病院の場所と休診日を引越し前にあらかじめ調べておくことをおすすめします。
新居で愛犬と快適に過ごす「居場所づくり」のポイント

引越しが無事に終わったら、愛犬が一日も早く新居に慣れ、安心して過ごせる居場所を整えてあげましょう。
【実体験】入居初日にやっておきたい「壁の保護対策」
実は我が家、前の家で愛犬に壁を爪で引っ掻かれて傷つけられてしまい、退去時に修繕費用がかかってしまったという苦い経験があります……。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」でも示されている通り、ペットによる傷や凹みは基本的に借主(飼い主)の負担となるため、事前対策が不可欠です。
その失敗を生かし、現在の新居では「入居初日」に壁の保護シートを購入・設置しました。
家具を配置してしまう前、荷解きを始める前の「入居初日」のうちに、愛犬の手が届く高さ(床から50〜80cm程度)へ透明なはがせる壁保護シートを貼り巡らせておくのがおすすめです。
引っ掻き傷や突発的な汚れをしっかりガードでき、退去時の不安をなくして安心して新しい生活をスタートできますよ。
愛犬が早く落ち着く「ケージ・トイレ」の配置
新居でのケージやトイレの場所は、愛犬の心理的な負担を減らし、落ち着かせることを最優先に決めましょう。
- ケージの配置
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エアコンの風が直接当たらない場所で、テレビの真横やドア付近など人の出入りが多くガタガタする場所を避けた「静かな壁際」に設置します。
- トイレの配置
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失敗を防ぐため、まずはケージのすぐ近くや愛犬が行き来しやすい場所に設置し、新居の環境に慣れて落ち着いてから徐々に定位置へ移動させるとスムーズです。
床の滑り止め対策で愛犬の関節を守る
フローリングの床は滑りやすく、慣れない新居で愛犬が走った際に転倒したり、関節(パテラ等)に負担がかかったりする危険があります。
新居の床には、滑り止め用の透明なフロアコーティングや、敷くだけで滑りを防げるタイルマット(吸着マット)を事前に敷いておき、足腰のケガを防いであげましょう。
犬との引越しに関するよくあるQ&A
Q. 引越し移動中の車酔いやストレスはどう対策すればいい?
A. 移動前の絶食時間を調整し、こまめに休憩を挟みましょう。
車移動の場合、出発の2〜3時間前までに食事を済ませておくと車酔いを防ぎやすくなります。移動中は1〜2時間おきにSAなどで休憩を挟み、外の空気や水分補給でリフレッシュさせてあげてください。車酔いが心配な場合は、事前に獣医師さんに酔い止め薬を処方してもらうのも手です。
Q. 旧居の退去時にペットの匂いや傷でトラブルにならないためのコツは?
A. 日頃からの保護シート活用と、退去前の入念な消臭・清掃がポイントです。
ペット可物件であっても、故意・過失による傷や極端な臭着は借主負担(原状回復)になるケースがほとんどです。壁保護シートやマットで傷を防ぐのはもちろん、退去前にはクエン酸や酵素系消臭剤を使って、ペット臭が出やすい床や壁際を綺麗に拭き上げておきましょう。
まとめ|万全の準備で愛犬と新しい暮らしを楽しもう
今回は、犬との引越しにおける必須手続きや当日の立ち回り、新居での居場所づくりのコツをご紹介しました。
ポイントをおさらいすると、
- 引越し後30日以内に自治体での登録変更とマイクロチップ登録を行う
- 当日は業者が来る前に愛犬といつものベッドを新居へ運び込み、新居では真っ先にケージを組む
- 壁の傷防止対策として、入居初日に「壁保護シート」を貼るのが効果的
- ケージはドア付近を避け、静かで安心できる壁際に配置してあげる
事前のちょっとした工夫と立ち回り次第で、引越し当日の危険や愛犬のストレスは劇的に減らすことができます。万全の準備を整えて、愛犬と一緒にすっきり快適な新しい暮らしを楽しんでくださいね。
この記事が少しでもあなたと愛犬の暮らしの役に立てればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

